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着想は眠らない展

今年もアートを愛する皆様に多数ご参加いただき、ありがとうございました。11回目を迎えた「着想は眠らない」展のテーマは、<シルシ>です。皆様が、<シルシ>をどのように表現されるか、とても楽しみにしておりました。今年は、より自由な発想で表現された作品が多く集まり、まるでお祭りのようでした。にぎやかで楽しい会場を後にして、私の心の中をそっと覗いた時に、くっきりとそこに記されていた作品を選ばせていただきました。

株式会社 インターリンク
代表取締役 小野 三四子

art賞

私と私を取り巻く世界は、お互いのシルシが激しく飛び交っています。様々な形や色のシルシが応酬を交わす中、私はとまどい困惑しながら青い闇に吸い込まれそうです。月だけが、静かに私を見つめてくれて、その光が私の救いです。「先入観を持たずに」と言うConceptに促されて、そんなイメージが勝手に私の心の中で動き出した作品です。

作品
  • Name
  • 横森 秀彦
  • Title
  • 月に躍る
  • Techniques used
  • ミックストメディア
  • Concept
  • 先入観を持たずに
受賞者のコメント

今回、忘我亭様からのお誘いがあり、作品を少しでも多くの人に見て頂きたいとの思いから、初めて出品させて頂きました。まだ、展覧会は見ていませんので(最終日に見る予定)どのような内容になっているのか把握出来ていませんが、搬入時に作品の一部や会場を案内され、今まで私が出品した展覧会とは、大分趣が異なっているという印象は受けていました。そんな折、何か受賞(?)したとの知らせを受け、(事前にそのような事があるとは知らなかったもので)驚いています。ただ、作品から何かを感じとって頂けた人たちがいらっしゃったということでとても嬉しく感謝しております。ありがとうございました。

concept賞

命の始まりのようなシルシが、楽しそうに集まっています。薄いピンクやグリーン・グレーなど色や形が異なるステージの上で、「私が一番でしょ」と、誇らしげな様子です。ひとつとして同じでは無いシルシは、それぞれの存在感を示しながら、みんなが集まり温かな空間を作り出しています。柔らかなフォルムとやさしい色合いの作品は、私の心をまるくしてくれました。

作品
受賞者のコメント

この度は、インターリンク・コンセプト賞にお選び頂き誠にありがとうございます。大変身が引き締まる思いです。今回制作しました“シルシの子”は、生きていく中で起こる内面の変化=個々の存在をより確かなものにする大切なシルシ(アカシ)、がコンセプトです。また、ひとつとして同じものはない、それぞれが持つ存在感を集合体で表現しています。お花が挿せる遊び心も少し・・・今後の制作に大きな励みを頂き、本当にありがとうございました。

sympathy賞

シャープで洗練されたその外観から、冷たく重い金属のように見えますが、実はとても軽い作品です。鉛筆で丁寧に塗られた黒は、金属が表現する他を寄せ付けない黒とは違います。じっと見つめていると、鏡面のように外界を映しながら、その中に取り込まれそうな感覚になります。もしかしたら、ドリルの中に生きている作者の愛猫のシルシが、私に語り掛けてきたのかも知れません。

作品
  • Name
  • 熊谷 美奈子
  • Title
  • Twisted one 2023-5(2023年)
  • Techniques used
  • 厚紙、アクリル、胡粉、鉛筆
  • Concept
  • モチーフはドリルの歯。
    シルシ ⇒ 痕跡 ⇒ 工具(ドリル)・・・という連想から。
    先日、20歳で亡くなった愛猫のそばで制作した最後の作品なので、彼女の生きた“シルシ”でもあります。
受賞者のコメント

この作品を作っていたのは、そのまま愛猫の看病・介護の時期でもありました。苦しい状況でもなんとか前に進んでいこうという当時の気持ちは、私の中でドリルの動きに重なります。sympathy賞をいただけたこともまた、私と猫がともにいた時間の新たな「シルシ」となりました。このたびは、このような素敵な賞にお選びいただきありがとうございました。